飲む日焼け止めと呼ばれる商品の『紫外線対策は“塗る”から“飲む”時代へ 』『時代は飲む日焼け止め対策へ』なんてキャッチコピーを至る所で目にするようになりました。

消費者もなめられたもんです!それも完璧に…。
本当に酷い時代に突入してしまったものです。

何も化粧品を販売しているから飲む日焼け止めを目の敵にしようというわけではありません。

そりゃぁ、本当に効果があるものなら並べて販売するなり紹介する方を選びますよ。

しかし、常識的に考えても、たとえ有効成分であっても、飲むだけで塗るのと同等の効果があるなんてことは絶対にあり得るはずがありません。

あったとしても微々たる効果だということは容易に予測できます。

紫外線対策

アメリカ皮膚科学会の警鐘

アメリカでは古くから飲む日焼け止めは商品化されていたようですが、その当のアメリカ皮膚科学会(American Academy of Dermatology)からは次のような警鐘が発せられています。(2015年)

NUTRICOSMETICS FOR PHOTOAGING AND SUN PROTECTION

  • While supplements and foods are being explored for sun protection, they should not be used as a replacement for more traditional sun protection methods.
  • There is currently no scientific evidence that oral supplements alone can provide an adequate level of protection from the sun’s damaging UV rays. Consumers can use these supplements and foods in combination with seeking shade, wearing sun-protective clothing and applying sunscreen.

出典:アメリカ皮膚科学会(American Academy of Dermatology)

すなわち、

  • 従来から確立されている日焼け止め方法の替りとして使用すべきではありません。

  • 経口サプリメントだけでは、有害紫外線から十分なレベルで保護が得られるという科学的証拠はありません。

ということになります。

抗酸化剤を配合しているから日焼け止め効果なんて

「抗酸化剤を配合しているから日焼け止め効果が期待できる」というのはそりゃ間違いではないでしょうが、経口という遠回りな方法であること自体で限りなく希釈されると考えるのが普通の感覚です。

化学や生化学に門外漢の私ですら仮説を立てるなんてこと自体バカげているレベルと考えますから、真っ当な学者さんなら、なおさら仮説を立てる価値もないと考えるのではないでしょうか?

なのに、そんな都合の良いエビデンスが実際にあるのかと調べると、「スペイン:ミギュエル大学細胞生化学ミコル博士と企業との共同研究」なる権威付けで「科学的」だと謳っているサイトがいくつかありました。

産学共同であること自体で信用度は落ちますが、そもそもそんな大学あるのでしょうか?

調べてみるとスペインの大学どころか世界中でも「ミギュエル大学」なんて見当たらないので、きっと”miguel”を「ミギュエル」と変換しているんだと思い調べました。

結果は、スペインでも下位に属する”Miguel Hernandez University”があったのみで、しかも、ディプロマ(偽学位)コースもある!

どちらにしても、これでは全く権威付けにもなりません。

ニュートロックスサンやPLエキスの抗酸化効果の公式な論文なら他にもあるようですのに、何故こんな実在するのかしないのか分からないような名前が出て来るのでしょうね?

感覚的には、効果の期待できる成分を飲んだところで、従来の経皮型日焼け止めの足下にも及ばない効果であろうと考えていましたところ、これを明確に立証しておられる皮膚科の先生がおられました。

ですから、以降は下記の【肌のクリニック】岩橋院長が科学的な姿勢で詳しく検証されている記事をご参考にされるのがいいかと思います。

結論の基本は、「飲む日焼け止めの効果はSPFにして2にも満たない効果しかない」ということです。

ネガティブワードで誘い込んで実はポジティブに洗脳するサイトのオンパレード

岩橋院長も記されているように、「飲む日焼け止め効果なし」で検索して上位に並ぶサイトも、結局の結論は「飲む日焼け止めは効果あり」に誘導されるものがほとんどですから、ご注意ください。

googleロボットはコンテンツの充実を独自のアルゴリズムで見ているだけで、コンテンツの真偽までは見ることはできません。

どんな分野であろうと真摯に考察して記事にしているサイトなどほんの数%しかない上に、嘘を書くサイトはコンテンツを充実させる術を知っていますから、真摯なサイトは埋もれがちで、上位を検索しても十中八九、不誠実なサイトのオンパレードになっています。

さらに、岩橋院長も商品の口コミサイトの見方の点では、まだまだ甘い!
わざわざ商品の口コミを投稿してくれるような人は少ない上に、商品口コミも今や作文で小遣い稼ぎをする方の餌場になっていますから、決して信用が置ける場でもありません。

特に、消費者は満足できて当たり前ですから、普通に良かった程度で口コミを投稿してくれる神様のような方は、まず居ないのが現実です。

現に私も、口コミを投稿したのはあまりにも酷かった時に3回ぐらいで、普通に良かったときなど一度も投稿していません。

飲む日焼け止めの効果の無さ、欺瞞性に関する詳しい根拠は岩橋先生にお任せするとして、最後に一言だけ付け加えておきたいと思います。

化粧品にしろ薬にしろ、「この成分は抗酸化に有効である」などという表現レベルでは、まず嘘は書いていないと思います。
ここに嘘があれば、それは恥ずかしいことである以上に詐欺になってしまいますから…。

しかし、成分に効果が期待できることと商品に効果が期待できることとは全く別物です。

なのに、この二つの要素が何の断りもなく突然に短絡させてしまうのが現実社会のカラクリ。

そのことだけでも頭に入れておかれると、随分と冷静になれるのではないでしょうか?

結局、日焼け止めはどうすればいい?

どうしても飲む日焼け止めを試したい方を止める筋合いもありませんが、数多あるこれらの商品を一つでもご紹介しようという気持ちにはなれません。

アメリカ皮膚科学会が言われているように、従来の塗るタイプの日焼け止めに勝るものはありません。

通常の日焼け止めを選ばれるにあたっても、SPFとPAの本当のことをご参考いただければお分かりいただけると思うのですが、SPF30~40で十分と考えます。

おすすめできる日焼け止め

日焼け止めでおすすめできるとすれば、誰もがご存知であろう化粧品メーカでは、POLA-オルビス系でしょうか。

その他では常盤薬品、ゼノア化粧品本舗、当事務所が販売しておりますベルマン化粧品が安心できるかと思います。

他にもおすすめできるものがあるかもしれませんが、これだけ数多のメーカを検証することは不可能!

ただ、私は「化粧品は歴史と企業理念である」と確信していますので、お勧めできる製品を見つけたとしても数は極めて少ないと考えます。



UVカット・日焼け止め部門のAmazon売れ筋商品

このカテゴリーは、やはりドラッグストア仕様の商品が売れているようですし、価格の安さが評価に結びついている傾向があります。

資生堂の商品アネッサ及びニベアがア人気のようですが、ニベアは価格なりと考えられます。

散乱剤と吸収材のどちらにするか?mixタイプに落とし込むか?SPF50以上にこだわるか?

その辺りの結論を出して選択されるのがよいのかと思います。

★★以下の割合が全体の10%を切り、且つ、そのレビューを読まれて、「自分にはどうだろうか?」と考えて選択されることが一番後悔をしない選択に繋がると思います。

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