天才シェフのおすそ分け

2014年のお正月は、いただきものや家族への感謝のしるしといて自身が用意したもので、世情に反抗するものにしてはリッチすぎるお正月でした。

実体経済には充分な貢献をしてきたと自己満足している身としては、「まぁいいかっ!」

親戚に大分は久住で搗いていただいたおもちのお雑煮に家内のパート先の天才シェフのお裾分けおせちを、私の若き頃のガールフレンドから送っていただいた地元の逸品 木内酒造さんの純米新酒でいただきました。

いい餅・いい料理・いい酒…たまりません!

木内酒造清酒

もともと知る人ぞ知る一流ホテルのコック長だった天才シェフは、人材不足のため今年は全て一人で作る羽目になったためでしょうか、普段の奥深い味には及ばなかったような印象を持ったのですが、それでも、一流ホテルに行って『こんなもんか?』と思う程度の美味しさは譲らないところがすごいもんですね。

まぁ、名だたるホテルのレストランに食事に行っても、「これはっ!」というほど感動することは意外に少ないものですよね。

その一方で、この天才シェフの作った料理の余りものをよくいただいて帰るのですが、どれもが実に感動ものです。

セレブしか入れないような施設の厨房を任されているわけですから当然なのかもしれませんが…。

やはり、どんな世界も頭の良さや機転・心配りや職人のこだわりが本物を生み出していくものだとしみじみと感じずにはいられません。

お餅もやはり自家製は美味さが違います。
市販している餅の2倍以上のボリュームがあるでしょうけれども、僕なんかは味も大きさも『これが餅というものじゃないの?』と思ってしまいます。

20年ほど前までは毎年、母の実家でお餅も搗き、私の子どもたちもまん丸かすのを手伝っていたものですけれども、いつしか絶えてしまいましたね。

搗きたてで丸めたばかりのホクホクのお餅を大根おろしや焼き立てのメザシを醤油仕立てで挟んで食べるあの美味さは味わった者にしか分からない贅沢だと思うのです。
市販の餅を焼いてメザシ餅にしても全くナーンも美味しくない!

子どもが小学校の頃、PTAで餅つきを企画していたのですけれども、搗いたことのない保護者さんが多く、よく水とりで駆り出されたものです。
あまり出しゃばるのは好きじゃないのですが、水とりでお餅の美味しさが決まるといっても過言ではないですから…。
(学生時代にも地域の子どもたちに餅つき大会を企画したものです)

搗きたがる子供たちに、水とりと搗く側の阿吽の掛け合い、リズム感を体験してもらえたことは良い思い出になったのじゃないでしょうかね。

PTAのお話は、もう20年近く前になりますけれど、今ではもうそんな行事すら少なくなってきてるのかもしれませんね?

火鉢でお餅焼き

さてさて、今年に還暦を迎えてしまう者のノスタルジアかもしれませんが、30年以上の歳月を経て、火鉢を出してみました。

五徳と火箸と灰ならしなどは、村の鍛冶屋さんで買い換えましたけれど、久しぶりに火鉢で市販のお餅を焼いてみました。

火鉢の灰が相当固まっていたため、五徳の高さを少し高いままで焼き始めたため、久しぶりなこともあり苦戦しました。

しかし、子どもの頃、正月には叔父たちが火鉢の番をしていながら歓談していた光景が思い出され、人が生きるという場に、まったりしたこういう時間の文化を取り戻さなければ、どんどんと人の心が死んでいくのではないかという思いを強くしましたね。

さて、食後は福寿堂秀信さんのお生で、おやつには僕が年末に取り寄せておいたパティシエ・エス・コヤマさんのGatou a la broche

パティシエ・エス・コヤマ

パティシエ・エス・コヤマのバウムクーヘンやプリン・洋菓子は、お世話になった方々への贈り物に僕が真っ先に選ぶ商品でもあります。

ネットショップの上得意様への感謝のしるしというか心ばかりもKOYAMAさんから選ぶことがほとんどです。

昨年末も、下でご紹介する『MATTERU』を送らせていただいて、『何とミルクの風味の良いこと』と大変喜んでいただきましたし、一昨年に送らせていただいた別のお客様は、ちょうどバウムが届いた日の深夜のテレビでKOYAMAさんが取り上げられたそうで「こんなこともあるんですね?」とびっくりされ、食べるのを楽しみにされていたという逸話もあります。

KOYAMAのロールケーキはものすごく有名で、三田市まで買いに行かねばなりませんが、ものすごい行列を並ばなければならないそうです。

僕は、今年、人生で初めて竹園のお肉を買うために行列に並んだぐらいの性分ですから、もちろん買いに行ったことはありません。

Gatou a la brocheは期間限定で販売されていたので今は売られていないようでうが、メチャメチャ美味しかったですね。

我が家の愛犬ラプラス君を2ヶ月預かっていただいたPAWSさんのスタッフさんにもノーマルなバウムクーヘンとともにお礼に贈らせていただきましたが、「若い子なんかは2切れペロであっという間になくなりました~」と仰って喜んでいただきました。

ここ芦屋というか神戸の東灘区~西宮夙川は、アンリ・シャル・パンティエの昔から洋菓子とパンの美味しいお店が競い合いますが、やはり規模を拡大させていくところは何故か味が落ちて来るように感じずにはいられません。

僕なんかも、最初は買っていても、いつしか「ブランドの割には?」と全く買わなくなってしまったお店が多くなりましたし、不思議なことにいただくこともなくなりました。

それに比べ、三田のパティシエ・エス・コヤマさんや西宮のツマガリさんは店舗を拡大されない分、しっかりと味をずっと守っておられる気がします。
ツマガリさんもお店はいつも大変な賑わいです。

見る人は、適正規模で本物を追及するところにはっきりと軍配を上げている
・・・そんな気がします。
職人気質が薄れてしまったところは、やっぱり駄目ですね。

同様に、社会全体が職人気質を持たないと、世の中も良くなっていかないことは確かだと切に感じます。


その地の評判の食べ物などにはなかなか実際に接する機会がありませんけれども、いろんな繋がりがご縁で、それぞれの特色・個性に巡り合えるのもお互いにとても嬉しいことです。

■木内酒造さん

木内酒造さんのセットは、「そちらはお酒の本場(灘の生一本)だからお口に合うかどうか分からないのですが」と一昨年からいただいているのですが、しぼりたて清酒・常陸野ネストビール・焼酎・梅酒は、それをとっても実に口当たりがまろやかで美味しいお酒です。
ネストビールは我が家の女性陣も「このビールはおいしい!!」でした。
普段は発泡酒しか飲めず、地ビールでは六甲ビールしか飲んだことのない我が身にとっても至福のひと時でした。
調べてみると、楽天にまで出店されていて、少々ガッカリではありましたけれど…。

■パティシエ・エス・コヤマさん

パティシエ・エス・コヤマ MARTTERU
パティシエ・エス・コヤマ MARTTERU

こちらも年始用のおやつとして購入したのですが、待ち切れずに年末から手を付けてしまいました。

『MATTERU・・・待ってる』
いい名前ですよね。

パティシエ・エス・コヤマさんは自社サイトとスイーツ合衆国さんで販売されています。

小山ロールはネットでは買えませんけれども、バウムクーヘンもプリンも絶品ですから、是非一度は食されてみてください。